セメント新聞社

骨材情報紙 アグリゲイト

AGGREGATE

全国の砕石や砂利・砂の最新情報を発信。毎月第2・4月曜日発行。

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[2024.09.16発行]

首都圏骨材事情、休み増やし運転手育成、ガット船個人事業主は更新困難

  首都圏の骨材業界は海・陸の輸送能力低下が供給のあい路になることが懸念されている。ダンプ輸送は運転手不足で稼働できない車両が増え、東京湾内の平水輸送は更新時期を越えた老朽船に依存している。長年の価格競争のしわ寄せで疲弊した骨材輸送業界をいかに持続可能な形に立て直すか、輸送業者の自助努力だけでなくメーカーと輸送との関係強化や、ユーザーの理解が欠かせない。

【特集】 茂木建材、地域に寄り添う山砂資源開発、合計60万㎡分の採取用地確保

  関東有数の山砂生産地茨城県鹿行(ろっこう)地区。茂木建材は行方(なめがた)市南部で山砂採取を行い、県内や近県にコンクリート用砂を供給、土木工事用のクッション砂等の出荷にも対応する。好条件の採取用地が減少し採取場が分散化、小型化するなかで地域に寄り添った開発を着々と進め、山砂資源の安定確保を目指している。5年前に社長に就任した茂木健市代表取締役社長に概況を聞いた。

[2024.08.26発行]

湯本裕己茨城県陸砂利採取協同組合理事長、資源確保へ適正採取を

  茨城県陸砂利採取協同組合(23社)は県北(常陸大宮等)、鹿行(鹿嶋、行方等)、県西(結城、筑西等)、県南(稲敷等)の各地区の組合員が、陸や山での採取を行い県内の細骨材需要を支えている。組合員合計の2022年度申請数量は採取(陸)16万6400㎥、切土(山)150万7100㎥。組合は認可保証を主要事業とし、同時期の陸砂利採取場の複数展開など規制緩和を実現。砂利業界の協調を図るとともに、適正な採取を促すことで組合員の骨材資源確保を後押ししている。湯本裕己理事長に概況を聞いた。

豊富な砕石資源で存在感、リニア長野県工区に吹付用骨材

  岐阜県の東中濃砕石販売協同組合(藤田武理事長、10社)は大手組合員を中心に豊富な砕石資源を有し、組合内で調整しリニアトンネル工事等大型物件に対し共同販売で対応に努めることで中京圏最大規模の砕石生産者団体として存在感を高めている。リニア中央新幹線工事では隣接の恵那・中津川方面を中心に膨大な需要が予想され、生産者団体の恵那砂利生産協同組合と連携を取り、県内での骨材の地産地消を死守し、生産余力をみて骨材が不足気味の長野県南信地区への供給を図る姿勢。8月から両団体で同県萩の平・広瀬工区にコンクリート吹付用骨材の出荷を始めた。

【特集】大阪砕石工業所・大垣工場、硬い石の特徴生かす、区域拡張し原石確保

  大阪砕石工業所(大阪市、宮川真一郎代表取締役社長)大垣工場(岐阜県大垣市)は同社4工場のうち唯一中京地区に立地し、高い硬度を有する硬質砂岩の岩質を強みに高強度コンクリート製品用を中心に骨材の安定供給に努めている。中長期の事業継続の布石を打つべく2022年に採石区域を拡張し、一次破砕設備をリニューアルした。上田一嘉工場長(大垣営業所所長)に方針や概況を聞いた。

[2024.08.12発行]

西村治人名古屋骨材販売協同組合理事長、各社の連続的値上げ後押し

  名古屋骨材販売協同組合(西村治人理事長、16社)は上昇し続けるコストアップに対し、各社の連続的な値上げを後押しする姿勢を固めた。9月以降に需要家団体と対話し実情を説明し、骨材と生コンの連動した価格適正化の必要性について理解を求めていく。組合は岐阜西濃や三重北勢、愛知県の尾張東部丘陵地の砂利・砂会社を中心に組織し愛知県の名古屋地区で粗骨材の3割、細骨材の5割、西三河地区で粗骨材の4割、細骨材7割のシェアを有する。西村治人理事長に方針を聞いた(以下談)。

三砂連、陸砂利採取認可期間最長3年に、要望実り資源確保安定化へ

  三重県砂利協同組合連合会(岡本一彦会長、12組合51社)は陸砂利採取認可期間延長に向け県への要望を重ねた結果、今年度から従来最長1年3カ月であった認可期間が最長3年に延長された。県内の主要な骨材資源である陸砂利は好条件の採取用地が減少しており、認可期間延長による採取場の大型化や原石の有効利用が、採取効率の向上や資源確保の安定化につながるとみられる。

【特集】笹花・柏グループ、社員ひとり一人が「砂利屋」に

  新潟県中越地方を代表する骨材会社笹花・柏グループの柏興業(新潟県長岡市)・笹花石産(同)は陸砂利資源の安定確保に努めるとともに、天然骨材の温存を図る砕石・砕砂(人工骨材)の増産や、河川原石を使いこなすための設備投資を進めている。本間信彦代表取締役社長に概況や方針を聞いた。

【特集】「骨材の篩い分け」

  骨材の生産工程のひとつである篩い分けは、生産の効率化や粒度分布を左右する重要な役割を担っている。良質な天然骨材の確保が難しくなるなか、篩い分けによる砕石や砕砂など骨材回収や最適な粒度調整に占める役割は大きい。原材料に合わせた網の選定や篩設備の選択で、生産性、コスト、骨材の粒度分布は大きく変わる。
 安全性向上、作業負担の軽減、目詰まり対策などあらゆる対策をほどこした篩い分け設備および網、不随設備、また導入についての提案を紹介する。

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